白菜の栄養と健康効果

食用として白菜は非常に多く活用されています。一般的に漬物、鍋、煮物にされることが多いのは皆さんご存知の通りです。豚肉との相性も抜群ですし、特に鍋料理ともなれば白菜は欠かせない野菜です。


生のままでサラダにしても歯触り良くて美味しいので、アメリカなどでは大体がサラダとして利用されているようです。


茹でる、蒸す、塩コショウ、ビネグレットであわせても美味しく、茹でる時は沸騰した湯で１分程度茹でるだけで美味しく食べられます。当然ながらキムチにも欠かせません。


食べる部分は、キャベツ同様に結球した葉を食べるわけですが、結球様の形状が、キャベツの横扁平に対して、白菜の場合は縦に長いのが特徴です。草丈は約40cm程度で、葉は結球の外側が緑色、結球の内部へいくと黄白色になり、栄養価については外側の緑色の方が高い傾向となります。


旬は冬です。霜に当たって更に甘みが出て美味しくなります。生でもシャキシャキした歯ざわりが味わえ、煮込めば柔らかくなります。食物繊維、ミネラル、イソチオシアネート（抗がん作用）が豊富で、鍋料理、煮物、炒め物、汁物、漬物（浅漬け・キムチ）等、何でもこいの万能な野菜です。


白菜は大きく分けると３タイプ（結球、半結球、不結球）です。普段よく見かけるいわゆる普通の白菜は「結球タイプ」です。「半結球タイプ」は、山東白菜、花心白菜などで、主に漬物に使われます。「不結球タイプ」では広島菜などあります。「チンゲンサイ」は小白菜の分類になります。最近見かける「しんとり菜」は、パクチョイの一種から生まれています。多く生産しているのは茨城県と長野県で、両県で全国の約半分を占めています。